実は気付いているようで気付いていない
人は原因や理由を知っていても気付く事が出来ない事もある。
どういう事かというと、原因はわかっている訳だから、実は気付いている訳なんだけど、どうしてもそれが原因だと認めたくなかった場合、それ以外の原因を探してしまう。
例えば、自分が悪くて悪い結果になってしまった場合、自分の悪い所を直せばいいわけなんだけど、
世の中には自分が悪くても、悪い結果になっていない人もいるので、自分を変えずに変わりたいみたいな都合の良い事を考えてしまう事がある。
そういった自分の都合の良い情報を正当化する事を「確証バイアス」というー
人は必ず自分の都合の良い答えを求める習性があるらしいので、そこをまずは疑えない限り、間違った情報に踊らされる事もありうる。
しかし自分を客観的に見るという事は難しい。
それではどうしたら良いのか?
答えは簡単で、自分がどうしたいかどうなりたいかを明確に持ち、その結果になっているかを客観的に分析する事。
それを自分で検証すると間違ってしまうというのであれば、信頼出来る誰かに話し、その人とのやり取りで、自分の考えの矛盾に気づくときもある。
逆に判断するのもやるのも自分だったりすると、極論どうしようもない壁にぶつかる事もあるが、そこで都合の良い情報に逃げると元も子もないので、ある種自分を追い込む作業になるかもしれない、逆に正しい意見を言ってくる人を、悪く見る可能性もある。
しかしそうやって自分に都合の良い人や情報だけを集めていて、それが間違っていた場合は、どこかで破綻してしまう。
「確証バイアス」には気を付けたい。